京都は九条ネギで有名ですが、
ネギは虫被害やら病原菌被害など色々リスクが高い野菜です。
そのネギを、土着の天敵や肥培管理など農夫ができることを考えると、
まずは、相手を知ることから始めようと思います。
そこで今回記録しておきたいのは、NOFの施設畑でも、ちょっかいを出すネギアザミウマです。
実は最近、収穫を手伝ってくれている嫁さんから「アザミウマってどんな虫?」と聞かれました。
トマトやナスビなどの収穫物被害にも出てくるもので、気になったのでしょう。
実は、私もハッキリ見たことがありません。
というよりは、ちっこすぎてよく分からんのです。
マクロレンズもない私のカメラには限界があり、小さい虫には手を焼きます。
アザミウマは、別名スリップスとも呼ばれていて、ネギだけでなくナスビやトマト、メロン、キュウリなどあらゆる植物の花に生息し傷をつけます。
ネギの場合は、↑写真のように白く傷がつき目立つんです。(涙)
この小さなアザミウマを食べてくれる農夫の心強い味方!いました!
こちら!↓↓↓
写真引用元:
http://www.maff.go.jp/j/syouan/syokubo/boujyo/pdf/ooida_slide.pdf
ネギの土着天敵利用について書かれています。参考にさせてもらいました。
名前はキイカブリダニと呼ぶみたいです。
アザミウマも小さいですが、このダニも小さい。
小さな世界で小さな闘いがあるんですね。
その他にも、ヒメオオメカメムシがアザミウマを捕食している模様です。
周りが田んぼなので、お米農家さんはカメムシを嫌っていますが、
いいやつもいるんですよとお伝えしたい。
結論:
普段、アザミウマなどはシロツメクサとか花があるところに住んでいるようです。
ある一定の密度になると天敵も増え捕食します。
なので、施設内においてもネギのリビングマルチとして麦をまいたり、花の咲くハゼリソウなどをわざと植え、
天敵の住みかを作っておく必要性がある。
また、徘徊性のクモやオサムシなども何らか密度抑制につながる。