お盆に長野へ行っていたので、塩尻にて加工トマトを栽培する農家さんを見学させて頂きました。
飛び込みにも関わらず、質問などいろいろ答えて下さり感謝です。
Sさんの加工とトマトは、ナガノトマトさん育成のNT605.
果実も大きく、味も良いとのことです。
10aで8トン取れたら合格点だそうで、多くとれる人は14トンにまでなるそうです。
気になった太陽での焼け対策は藁を上にかければ良いとのこと。
NOFが作っているナツノシュンと違って、葉が良く茂っていて、トマトが守らている感じでした。
一番気になったのが果実のサイズ。
ナツノシュンと比較して大きいです。
コストダウンが言われる農業界ですが、
日本の加工トマトの現実は、手取り収穫なんです。
うちも手取りなのでわかりますが、楽ではありません。手がいっぱい必要で、
人件費ばかり上がります。うちのトマトでケチャップ作ったらおそらく一本500円はかかります。(*´Д`)
ちなみに、加工トマトの収穫機は開発されています。
けれど問題点もあります。
機械収穫で作られる加工トマトは同熟性が重視され、味は二の次になります。
いかに機械で一斉収穫できるかが大事なのです。
おかげでコストダウンでき苦労も減って若い人もやりたいと思ってくれるかもしれません。
けれど気になるのが、効率重視の経営で勝負していてはアメリカやスペインのような広大な農業に敵わないんじゃなかろうかと考えています。
農地の狭い京都で、いかに加工トマトを活かしていくか考える良い見学となりました。