万願寺1.5号の育成

万願寺 育成

万願寺1号を2年作ってみて

 

問題点1:黒くなる

問題点2:夏場のピーク時に丈が短くなりやすい

問題点3:辛くなる

 

こんだけ問題点あっても、今まで亀岡の農家さんたちは、肥培管理や日照管理など工夫に工夫を重ね作り続けてきたのは、

本当にすごいなと思います。

 

ただ、この問題点に対して30年以上も前から、京都府はすでに対策済み。

そう、万願寺甘とうで有名なJA丹の国で普及している「万願寺2号」。

この品種は、ナント種苗の育成していた「とんがり」×「万願寺1号」を掛け合わせ、

選抜された次世代にさらに「万願寺1号」を掛け合わせを5回も繰り返し出来上がったそうです。

結果、黒くならない、辛くないなど問題点がクリアされているそうです。

 

それなら、なんで亀岡の農家さんは万願寺1号を作り続けてきたのかとふと疑問に思います。

 

ちなみに、この品種は産地形成できて認められたら、使える品種と位置付けているようで、

他の地域が絶対に作ることができないわけではないそうです。

農家がまとまって産地形成できるかがカギなんだそうです。

 

ざっと、万願寺の背景について書きましたが、とにかく万願寺1号のままでは

問題点が多いので、品種を育成していく必要があるなと感じます。

 

時間はかかりますが、まずは黒くなる問題点を解決していきたいと思います。